現場作業を「ゲーム化」せよ!従業員が前向きに働く仕組みづくり
目次
従業員がやる気を出さない理由とは?
「うちの従業員は、やる気がない」
そんな声を、製造業の経営者さまからよく耳にします。
- 言われたことしかしない
- 残業や休日出勤はしたがらない
- 突然、仕事を休む
「これは今どきの若者や、パートだから仕方ない」と諦めていませんか?

実は、従業員のやる気は“仕事の与え方”によって大きく変わるのです。
本記事では、工場現場で人の力を引き出す方法についてお伝えします。
現場作業を「ゲーム化」する
人は、目標があるとやる気が出ます。
ゲームが楽しいのは、クリア目標があるから。そして、「達成できた」という実感があるからです。
たとえば「ただ走れ」と言われても面白くありませんが、距離やタイムが表示されると一気にモチベーションが上がりますよね。
製造現場でも同じです。
作業に目的や結果が伴わないと、人はやる気をなくしてしまうのです。
分業では能力が発揮されない
例えば、図のような3人の組み立て工程があったとします。
一人あたりの作業時間は20秒です。
仮にAさんが作業を効率化させるアイデアを持ったとします。
Aさんの作業は18秒になります。
しかし、全体のスピードは変わりません。
なぜなら、BさんCさんは20秒のままだからです。
これでゲームをクリアするような達成感は得られるでしょうか?
Aさんは「考えないほうがいい」と思うでしょう。
「ゲーム化」で成果が見えるようにする
次に、同じ3人でも図のような工程にします。
時間はかかりますが、1人で完成品まで組み立てる工程です。
生産必要数に応じ、ステーションの数を検討します。
Aさんはここでも改善アイデアを出します。
すると、そのまま結果に直結します。
- 生産数が増える
- 早く終る
- 隣の人を手伝える
つまり、ゲームをクリアしたような達成感が得られるのです。
実際、私のお客さんでも1人で作業完結するようにしたら、生産性も1.5倍にあがりました。
人の能力は想像以上。
あとは引き出す環境次第です。
人を信じることが、改善の第一歩
やる気のない従業員に対して、どう向き合うか。
私たちが大切にしているのは、「人は本来やる気がある存在」と信じることです。
もちろん、すべての人がすぐに変わるとは限りません。
ですが、作業の与え方ひとつで、人は驚くほど前向きに動き出します。

まとめ|工場の現場改善は「人」の力から
工場改善サービス株式会社では、
「人の力を引き出す仕組みづくり」
を通じて、コスト削減・品質向上・職場環境の改善に取り組んでいます。
答えを押し付けるのではなく、一緒に“現場という作品”をつくる仲間を募集しています。
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