リーダーが、めちゃ暇になる方法

こんにちは。

工場改善サービス株式会社 代表の田代です。

突然ですが、皆さんの工場のリーダーは、余裕がありますか?

  • 頼んだことをやってもらえない
  • 「今、忙しいんで」が口癖
  • いつもドタバタしている

こんなことになっていないでしょうか?

今回は、そんなリーダーさんが暇になる、具体的な方法をお届けします。
ぜひ参考にしてみてください。

結論:明日の用意をさせる

結論から言うと、帰宅前に【明日の作業に使う材料】を用意してもらうのです。

量産系であれば、明日 自工程で作業する材料。

一品受注系であれば、明日終わらせてほしい作業指示書。

明日2時間の作業分を、用意した例

たったこれだけです。

実際に、これで職場のリーダーさんは暇になります。
新しいことができるようになります。

なぜ、明日の用意をするだけで、暇になるのでしょうか?

余裕をうむために、現場の迷いをなくせ

そもそもリーダーがドタバタしているのは、現場が迷っていて、リーダーが常に調整をしているからです。

迷う現場の調整をするリーダー

迷う現場は、こんな悩みを抱えています。

  • どれから先に作業すればいいか?
  • 今日の作業が遅れているのか?進んでいるのか?
  • トラブルがあったら、どうしたらいいのか?

実は、これらの“迷い”の多くは、翌日の仕事が前日に決まっていないことが原因です。
つまり、明日の作業が見えるだけで、現場の判断の8割は自動化されます。

これの悩みを現場が自ら解決できるようになると、リーダーはめちゃ暇になります。

そのために、「明日の分を用意する」ことが大切になってきます。
リーダーは、見守るぐらいでちょうど良いのです。

事例:クリーニング工場での改善

弊社の支援しているクリーニング工場では、入荷分を当日洗濯していました。

しかし、”Just in time(ジャストインタイム)”で出荷に合わせると、翌日洗濯でも間に合うことがわかりました。

ですので、次の日洗う分だけを用意することに変えました。
洗濯の上に、担当者名の札も載せました。

Aさんの午前中作業(一部)

これにより、朝出勤してきたパートの女性は、自分の作業分がわかるようになります。

これを繰り返すだけで、リーダーさんはめちゃ暇になって、営業活動をするようになったのです。

思わぬ副産物 現場の能力を引き出す

この方法は、現場の知恵も引き出します。

作業者は【今日の作業分】が見えるようになるので、早く終わらせようという知恵が働きます。

  • どうすれば効率化できるか?
  • どうすればムダがなくなるか?

“自分の担当分”が見えることで、自然と工夫が始まるのです。
目標があるから、人は工夫します。

実は、リーダーが暇になるだけでなく、現場の知恵も引き出す方法なのです。

まとめ

皆さんの会社のリーダーさんを暇にするには、帰宅前に【明日使う材料を用意】してもらってください。

まずは、小さくトライをしてみてください。
効果がはっきりとわかると思います。

工場改善サービス株式会社では、仕事が楽しくなるお手伝いをしています。

現場の混乱が減ると、自然と仕事に余裕が生まれ、人は長く働きやすくなります。

ぜひ、環境を整えませんか?

もし、弊社サービスに興味がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

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