「叱れない上司」が増えた時代に、若者を動かす【5Sチェックシート贈呈】
こんにちは!
工場改善サービスの田代です。
弊社は製造業の現場に入り込み、一緒に手を動かして改善しています。
日々お客様を訪問していると、経営者や管理職の方からこんな意見を聞きます。
- 若者を昔ほど強く叱ることができない
- パワハラと言われることが怖い
- 行動させる方法がわからない
- すぐに辞めてしまうかも
時代による価値観の変化、労働者側の権利など【変えられない】こともあります。
しかし先日、【変えられる】ことで、若者の変化を目の当たりにしました。
今日は、その事例を紹介していきます。
最後には、【すぐに使える資料】もプレゼントしています。
ぜひ最後まで読んでください。
目次
レクリエーションで起きた変化
先日、とあるセミナーで「(朝礼のように)整列するゲーム」を行いました。
参加者は15名ほど。
工場関係者の参加で、20代〜50代までの幅広い世代。
ゲームの内容は
- 座っている状態から
- パイプ椅子を壁に立てかけ
- 立って整列しなおす
というもの。
ゲームの目的は「意識が変われば行動が変わる」を体感するものです。
実は、一連の動きを時間計測していました。

1回目に行った結果は22秒。
参加者は、各々のペースで整列。
そこで、このように働きかけます。
「意識が変われば、行動が変わります。素早くやってみましょう!!」
すると、参加者の行動はスピードアップ。
なんと12秒で片付けることができました。

しかし、ここで終わりません。
さらに働きかけます。
「みなさん、すばらしい!
意識が変われば、行動が変わることがわかりました。
でも、もっと出来るはずです。
そのためには目標があるといいですよね。何秒にしますか?」
・・・・沈黙
沈黙の後、最前列の20代の方がこのように答えました。
「6秒目指します」
・・・・会場、どよめき笑
私の想像を超える、時間の短さでした。
でも、6秒と決まったので、参加者同士で作戦会議。
すると、こんなアイデアが出てきました。
壁ギリギリに座る

これは、「もともと座っていた場所からスタート」という既成概念を壊したアイデア。
思わぬアイデアが出た瞬間でした。
結果は5.8秒。
会場は大盛りあがりでした。
気を使うべきは、感情ではなく●●
今回の事例で気づいたこと。
それは
- 無茶な課題だからイノベーションが起きる
- 若者に気を使うべきは、感情ではなく構造
ということです。
1.イノベーションの卵
6秒という目標値が設定されたからこそ、参加者から思わぬアイデア=イノベーションが生まれました。
自分では思い切った目標設定は難しいことがあります。
だから、上司である皆さんの目標設定が必要なのです。
皆さんも、従業員のアイデア不足を嘆く前に、思い切った目標設定をしているでしょうか?
「計画とは、連続性がなく理不尽なもの」と、本で読んだことがあります。
納得できなくて、当たり前なのです。
それが、イノベーションの卵です。
2.若者が求めているもの
今回、6秒の目標設定したのは20代の若者でした。
彼が見ていたのは、怒られるとか褒められるとかではなく、挑戦していい空気でした。
若手が伸びないのは、叱ってないからでも、甘やかしてるからでもなく、“工夫していい場所”が用意されていないだけかもしれません。
つまり、気を使うべきは感情ではなく、構造だと思うのです。
「やってもいい」「工夫してもいい」
そんな自由と責任のバランスがとれた環境こそが、若者を動かします。
◆現場でできること:問いを変えるだけで場は動く
明日から、こう聞いてみてください。
- 「これ、●秒でできるとしたら、どうする?」
- 「この作業、やらなくても済ませるには?」
- 「これ、全部無くしてみて」
- 「2倍のスピードで行うとしたら?」
数字で“ちょっとムリな目標”を置くだけで、誰かの目が変わり、手が止まり、そこに“改善の芽”が生まれます。
そして、若者だからと言わず、どんどん任せてほしいと思います。
「最近の若者は…」の前に、“場を整え、問いを変える”ことから始めてみませんか?
おまけ:オトクな情報プレゼント
工場改善サービス株式会社では、工場の目標設定、伴走する支援をしています。
- 工場の5Sをしたい
- 売上UPした
- 利益率10%を目指したい
- 次世代を育成したい
まずは【儲ける5S】で、経営革新を始めてみませんか?
(若者とのコミュニケーションも、自信があります笑)

5Sチェックシートをお届けしています。
ぜひお取り寄せください。
オンラインでの無料経営相談も行っています。